自薦式ヘルパーについて

私たちについて

実は私たちは現役の「利用者家族」です。
そして指定を受けた重度訪問介護事業所を運営しています。

私たちが利用者として改善したかった大きな問題は2つでした。

  • 一つ目は、ヘルパーさんの入れ替わりが頻回だったこと
  • もう一つは、シフトをしっかり埋めてもらえなかったこと

提案:自薦ヘルパーで実現する質の高い介護(QOLの向上をサポート)

慣れたヘルパーにずっと来てもらいたい、そう思いませんか?

重度の障がいをお持ちの方にとって、言葉での意思疎通が難しいケースは少なくありません。このため、ヘルパーが利用者のコミュニケーションスタイルに慣れるには多くの時間が必要です。そして、長時間共に過ごすヘルパーとの安定した人間関係は、利用者様のQOL(生活の質)において極めて重要です。

しかし、訪問介護業界ではさまざまな理由でヘルパーの交代が起こりがちです。「一から関係を築き、やっと慣れたころに交代」。私たち家族は、この辛さをよく知っています。

従来の事業所に相談しても、別の事業所に変えてみても、この問題は解決しませんでした。(もちろん、解決できる事業所もありますが、全てではありません。)

そんな時に出会ったのが、この問題を根本から解決する「自薦(じせん)ヘルパー」という方法です。

「自薦ヘルパー」とは?

文字通り、利用者様自身が推薦した人を専属のヘルパーとして採用し、継続的に支援を受ける仕組みです。この利用者側のニーズの高まりから、行政でも新たな試みが始まっています。

【事例】

北海道札幌市では、「パーソナルアシスタンス制度」として、この自薦ヘルパーに近い仕組みを行政が支援しています。

(参考:札幌市ホームページ

私たちが「自薦ヘルパー」を選んだ道のり

私たち家族は、自分たちでヘルパーを探し、面接し、依頼することで、妻(利用者)の専属パートナーを見つけていきました。決して簡単な道ではありませんでした。

人探し:

過去に我が家に来ていて、すでに介護の仕事を辞めていた方に声をかけ、条件に納得いただき、最初の専属ヘルパーになってもらいました。その後は、自分たちで求人募集をかけ、面接を経て採用も行いました。

事業所登録の壁:

私たちは利用者であり、ヘルパーを直接雇用する事業所ではないため、探したヘルパーを指定の事業所に登録してもらう必要があります。この「受け入れ先を探す」作業が最も大変で、中には「200社に断られた」という事例もあるほどです。

私たちはネットをくまなく探し、ようやく自薦ヘルパーの受け入れに理解のある事業所を見つけ、無事登録することができました。その結果、今ではシフトに穴が開くこともありません。気の合う、慣れた友人のようなヘルパーと毎日ドラマを見て笑ったり、映画を見に行ったりと、楽しそうに過ごす妻を見ることができるようになったのです。

自薦ヘルパーの仕組み

自薦ヘルパーの仕組み図解

私たちがサポート事業を始めた理由

自薦ヘルパーの導入は大変ですが、それだけの価値が間違いなくあります。

私たち家族は、自分たちが経験したこの困難な道のりを、今度は同じ境遇の方への「恩返し」にしたいと考えました。

「自薦ヘルパーを導入したい利用者様とそのご家族をサポートする会社を作ろう」—この想いから、みゆきケア訪問介護の開業に至ったのです。

ご理解いただきたいこと:当事業所のスタンス

みゆきケア訪問介護は、従来の「ヘルパーをただ派遣する」事業所とは一線を画します。

私たちは、以下の方々を積極的に支援し、受け入れる事業所です。

  • 自薦ヘルパーを導入したい利用者様とそのご家族
  • 利用者様のQOLの向上を最優先に考え、共に歩むことを望む方々

私たちは、すべてのご利用者を無条件に受け入れる事業所ではありません。利用者様ご自身がパートナーを見つける「自薦ヘルパー」の仕組みを通じて、質の高い、安定した介護の実現を支援します。